土地を売却するメリットは？デメリットやリスクへの対策も解説

住宅や相続と向き合う際、土地売却は大きな決断となります。
その判断にはメリットとともに、費用や将来的なリスクを理解することが大切です。
本記事では、土地売却によって得られる利益や懸念点、そしてリスクを避けるための対策について解説いたします。

土地を売却するメリット

まず、土地を売却するとまとまった現金が手に入り、ローン返済や次の事業・投資などに活用できます。
活用予定がない土地は、固定資産税や都市計画税といった、維持費を削減できるのも魅力です。
相続した土地の場合は、相続税の納税資金に充てられるほか、特例によって譲渡所得税の軽減が可能なケースもあります。
さらに、複数の土地を所有している場合は、売却により資産の整理や分割が容易となり、円滑な相続対策にもつながります。
地価が上昇傾向にある地域では、タイミング次第で、売却益を得ることも期待できるでしょう。
このように、資金確保・税務対策・管理負担の軽減といった多面的なメリットがあります。

▼この記事も読まれています
心理的瑕疵のある不動産は売却しにくい？売却する際に考えられる影響とは

土地を売却するデメリット

土地の売却には、譲渡所得税、仲介手数料、登記費用、印紙税などの費用がかかります。
また、相続税の節税に活用していた小規模宅地の特例が、売却によって適用外となる場合もあるため注意が必要です。
土地を担保にしていた場合は、売却によって担保価値を失い、今後の融資に影響が出ることも考えられます。
さらに、収益物件として活用していた土地を売却すれば、将来的な地代や賃料といった安定収入を手放すことにもなります。
くわえて、土地の条件が悪いと価格が下がったり、なかなか買い手がつかない可能性もあるでしょう。
急いで手放そうとすれば、不利な条件で契約してしまうリスクもあるため、冷静な判断が欠かせません。

▼この記事も読まれています
不動産売却の際は税金対策が必要！節税できる税金の種類や節税方法とは？

土地を売却するリスクと対策

売却後に判明した欠陥や問題について、売主が契約不適合責任を問われるリスクがあります。
たとえば、地盤の問題や土壌汚染、境界線の不明確さなどが後に発覚すると、トラブルに発展する可能性があります。
こうしたリスクに備えるには、売却前に土地家屋調査士など専門家による調査をおこない、契約書に内容を明記しておくことが有効です。
相続した土地については、申告期限までに売却や分割協議を終える必要があるため、事前にスケジュールを立てておくことが大切です。
また、境界線が未確定のまま売却を進めると、隣地所有者とのトラブルが起こりかねません。
測量を実施し、境界を明確にすることで、安心して取引が進められます。

▼この記事も読まれています
負動産の不動産売却は可能？負動産の概要や具体的な処分方法を解説

まとめ

土地を売却すると、現金化や維持費・税金の負担軽減といったメリットがあります。
一方で、諸費用の発生や収益機会の喪失といった、デメリットも考慮が必要です。
契約不適合責任や相続関連、境界線の問題には事前準備と専門家の支援を活用することが大切です。
尼崎市での不動産売却・買取なら30年の実績がある、アパルトマンエージェントへ。
マンションや空き地の売却・買取から任意売却まで、お客様に寄り添った売却方法をご提案いたします。
弊社のホームページから無料査定依頼を受け付けておりますので、ご検討中の方はぜひご利用ください。