限定承認で相続する際の手続きとは?注意点や放棄についても解説

2024-11-19

限定承認で相続する際の手続きとは?注意点や放棄についても解説

遺産を継承する場合、故人にマイナスの財産がありそうだからと遺産を放棄してしまうと、損をするケースが考えられます。
マイナスの財産があっても、プラスの財産を保持しつつ、負債の支払い範囲を制限する方法があります。
相続放棄とは考え方が異なる限定承認と呼ばれるやり方なので、理解が必要でしょう。
このやり方について、そして放棄との違いをメリットとデメリットも含めて解説します。

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相続における限定承認とは

財産を引き継ぐやり方の一つになる限定承認とは、受け継ぐ財産の範囲内で負債を支払う手続きです。
まず、プラスの財産を確定させ、マイナスの財産が少なければ手元に遺産が残ります。
マイナスの財産が多いパターンでは、プラスの財産によって得た財産を限度としながら、マイナスの財産を引き継ぐため、プラスマイナスがゼロになります。
そのため、今後のために負債が大きくなるリスクは避けたいと考える方に有効な選択肢の一つです。
相続放棄とは異なり、財産を放棄するわけではありません。
限定承認の手続きをすると、故人に多額の借入金があっても受け継ぐ人の財産で責任を負わなくて済みます。

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限定承認における注意点

いくつか注意点があるのを理解しておきましょう。
まず、全員が同意しなければなりません。
ただし、放棄を希望する方がいる場合には、放棄をしてもらうと初めから相続人にならなかったとみなされます。
そのような経過をたどったならば、放棄を希望した方以外の皆様で限定承認の実行が可能です。
また、手続きは相続が発生してから3か月以内におこなう必要があり、この期間を過ぎると手続きができません。
さらに、遺産の処分には慎重さが求められるため、財産を処分する場合には、裁判所の許可が必要です。
受け継ぐ方が財産を誤って処分すると、その範囲を超える負債も負担しなければならない可能性があるので注意しましょう。

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相続放棄との違い

主な違いは、相続放棄が全財産を放棄するのに対し、限定承認はプラスの財産を保有しながら負債をその範囲内で引き継ぐ点です。
放棄は相続人単独でも申立てが可能ですが、限定承認は全員の合意が必要になります。
また、放棄すると一切の財産と負債を引き継ぎませんが、プラスの財産の受け継ぎが可能になる点は、覚えておいてください。
相続放棄は手続きやトラブルから回避できるメリットがありますが、プラスの財産があったとしても継承できないデメリットもあります。
マイナスの財産があるから放棄ではなく、プラスマイナスの財産をしっかりと把握し、相続人同士で話し合いをするのが重要です。

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まとめ

限定承認は、財産の一部を引き継ぎつつ負債を限定できるため、リスクを軽減できる引き継ぎの方法です。
相続放棄とは放棄の範囲が異なりうえ、合意を得なければならない方も変わります。
違いや注意点を理解し、適切な選択をするのが大切です。
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