リースバックにもトラブルがある？注意点やトラブルの事例などをご紹介！

住宅ローンの返済が苦しいとき、自宅の売却と賃貸物件としての再利用を同時におこなうリースバックが活用される場合もあります。
しかし、リースバックでトラブルが起きるケースもあるため、利用にあたっては一定の注意が欠かせません。
今回は、リースバックの注意点のほか、主なトラブルの事例やその対策もご紹介します。

トラブル事例の前にチェック！リースバックの注意点とは？

リースバックの提供会社に自宅を買い取ってもらう際、買取価格は通常の売却価格より安いことが多いです。
通常の不動産売却で自宅を手放したときのシミュレーションとしっかり比較し、十分なメリットが見込まれるのかは一度検討したいところです。
また、手放した自宅を賃貸物件として再利用できるといっても、賃貸期間が限られるケースもあります。
遠くないうちに退去を迫られないかも、事前に押さえたい注意点のひとつです。
さらに、リースバックには将来自宅を買い戻せる可能性がありますが、買戻価格が相場より高く設定される傾向もあります。

リースバックにおける主なトラブルの事例

リースバックの主なトラブルの事例には、まず家賃が高くて払えなくなることが挙げられます。
リースバックは元から家賃が高めに設定されやすいうえ、再契約の機会に値上げされる場合もあり、家計が行き詰まるケースも珍しくないのです。
また、売却した家を将来買い戻そうとした際、購入を拒否されるケースも多々見られます。
購入拒否の理由は一概にいえませんが、自宅が勝手に売却されていることも多いです。
物件を買い取って正式に所有権を得ている買主が、その物件を別の方へと売却しても違法ではありません。
しかしリースバックの利用者にとっては、買い戻しが難しくなったり、見知らぬ第三者が自宅のオーナーになっていたりして、不利益を被る傾向があります。

リースバックに多いトラブルの対策

自宅の売却後のトラブル対策としては、リースバックの契約書の確認が有効です。
まずは、書類に載っている自宅の買取価格が適正価格かどうかをしっかりチェックしましょう。
あわせて、これから手放す自宅の賃貸借契約に関する条件も確認が欠かせません。
定期借家契約になっていると契約の更新は原則としておこなわれず、現在提示されている契約期間が満了した際には退去を求められるので注意が必要です。
家賃も確認したい項目のひとつであり、今後無理なく支払える金額かどうかを検討してください。
このほか、将来の買い戻しに関する規定や第三者への売却の可否など、利用者にとって重要な条件には目をとおし、不利な内容があれば変更を頼んでみましょう。

まとめ

リースバックを活用する際、買取価格が安い、賃貸期間が限られるなどの点には注意が必要です。
また、家賃が高くて払えなくなる、自宅の買い戻しに応じてもらえないなどのトラブルも多いので、対策として契約書をしっかりチェックしてください。
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